クラウドバンクで金(ゴールド)の取り扱いが始まる

ソーシャルレンディングでおなじみのクラウドバンクで、なんと金(ゴールド)の取り扱いが始まります。
クラウドバンクは第一種金商登録(証券業登録)をしている業者ですので、金の取り扱いも可能なんですね。

金取引に限らず貴金属の取引では「資産価値がゼロになりにくい」というのが一番の魅力となります。
また、比較的値動きが安定しており、相場の下落局面に強いと考えられています。そのため、分散投資の投資先としてよく挙げられます。
そういう意味では、相場の動きに影響されにくいソーシャルレンディングとの相性も良いのかもしれませんが、そっち方向に行くとは思ってなかったのでびっくりしました。

この記事では、クラウドバンクの金取引の特徴や他のサービスとの比較をご紹介します。

  1. クラウドバンクで金(ゴールド)の取り扱いが始まる
  2. クラウドバンクでの金取引の特徴
  3. 他のサービスとの比較
  4. クラウドバンクの金取引についてまとめ

クラウドバンクで金(ゴールド)の取り扱いが始まる

ソーシャルレンディングでおなじみのクラウドバンクで、金取引が始まります。

すでに口座を開設をしていれば、ログイン後「金取引サービス申込み」から約款などを確認して申し込むだけで金取引が可能となります。

まだ無料口座を開設をしていない方はこの機会にどうぞ。

クラウドバンク

クラウドバンクでの金取引の特徴

  1. お得な手数料(購入手数料1.65%・売却手数料無料)
  2. 最低購入単価が安い(スポット取引1,000円)
  3. 特定保管(所有権は投資家に帰属)
  4. 品質が良い(純度99.99%の国内ブランドのみ)
  5. 外部監査によるチェック(年4回金の在庫状況をチェック)

お得な手数料

手数料は買付代金の1.65%のみで、売却時には発生しません。
また年会費や口座維持費も無料です。

最低購入単価が安い

取引可能時間内でしたら好きなタイミングで、最低単価1,000円から金を購入可能です。

特定保管

特定保管とは、投資家が購入した金と運営会社の資産が一緒にならないようはっきりと区別する保管方法です。
投資家が購入した金の所有権は投資家に帰属しています。そのため運営会社が倒産しても投資家の金はすべて返還されます。

品質が良い

大阪取引所が認定した、純度99.99%の国内一流ブランドの金のみを取り扱います。

外部監査によるチェック

保管委託先の監査法人が、金の在庫状況を年4回チェックします。

他のサービスとの比較

クラウドバンクの金取引を他の会社と比較してみました。

クラウドバンク 田中貴金属 SBI証券 楽天証券
買付手数料 1.65% 1.5%~2.5% 2.20% 1.65%
売却手数料 無料 無料 無料 無料
年会費 無料 1,100円
(ネットサービス利用の場合無料)
無料 無料
現物転換 不可 可(1kg) 不可
管理方法 特定保管 混合寄託 特定保管 消費寄託

混合寄託とは、金の所有権は投資家に帰属したまま、返還請求されるまで運営会社が責任を持って専用金庫で金を保管する方式です。
消費寄託とは、金の所有権をサービス会社に移転して保管する方式です。

現時点ではクラウドバンクでは金現物への転換ができません。しかし、それ以外は大手ネット証券の金取引と遜色ない条件であると思います。

他社との大きな差別化がなされているわけではないので比較が難しいのですが、クラウドバンクではソーシャルレンディング口座と同じ口座を利用するため口座間の資金移動が不要です。
また、クラウドバンクではクイック入金が用意されているため、ネットバンクを利用されている方は入金手数料を無料にできます。
ソーシャルレンディング投資をしつつ、ついでに金取引も……という使い方になるでしょうか?

クラウドバンクの金取引についてまとめ

  • 手数料が業界最低水準(1.65%)
  • 1,000円から取引可能
  • 特定保管で資産が守られる
  • ソーシャルレンディング口座と同じ口座を利用するため口座間の資金移動が不要

ソーシャルレンディング口座と同じ口座を利用するという点から、ソーシャルレンディングの分配金で金取引を始めるというのもおもしろそうです。
気になる方はぜひ口座開設からどうぞ。

クラウドバンク

書いた人:やまライダー(嫁)

Web屋さんで8時間フルタイム勤務をしている、いわゆるワーキングマザー。
夫婦共働きで、ムスメ氏を育てています。
主に資産運用にかかわるお金の話、ムスメ氏を育てていく上での子育ての話、そしてたまにお仕事関連の記事を書いていく予定。
プロフィールを見る