【検証編】CYLVA F8F(F6F)の406規格ホイールから「20インチ 451規格」にインチアップできるか調査しました

  1. CYLVA F8F(F6F)は、20インチ451規格ホイールに「インチアップ」できるのか?
  2. CYLVA F8F(F6F)で使用した20インチ451規格ホイール
  3. CYLVA F8Fに451規格ホイールを仮組み
  4. タイヤ抜きの状態でのクリアランス(空き)を計測。その結果は?
  5. 20インチ 451規格ホイールの計測結果
  6. CYLVA F8F(F6F)フレーム「2.5cm」のクリアランスに収まるミニベロ用 451規格タイヤが見つかりました!
  7. 20インチ 406規格ホイールと451規格ホイールのサイズ比較
  8. 20インチ 451規格のタイヤを装着しての検証結果と結論

CYLVA F8F(F6F)は、20インチ451規格ホイールに「インチアップ」できるのか?

通常、折りたたみミニベロのCYLVA F8FやCYLVA F6Fは「 20インチ 406規格のホイール 」を装着しています。
406規格と451規格ホイールの違いは、外径が異なり、451のほうが5cm程度大きいです。

他のミニベロのブログサイトを見てみると、ミニベロで451規格にインチアップすると、ホイールの外径が大きくなることにより406規格のホイールよりも速度の維持がラクになった という感想がいくつかありました。これは試してみるしかありませんよね!
CYLVA F8Fのフレームに、20インチ451規格のホイールが干渉しないのか、筆者の折りたたみミニベロ「CYLVA F8F」と「451規格ホイール」を実際に使って検証を行いました。
他のかたが書いているCYLVA F8FやF6Fオーナーのブログを見てみると、20インチ451規格ホイールは装着できなさそうという声が多かったです。
果たして装着できるのか!?

CYLVA F8F(F6F)で使用した20インチ451規格ホイール

今回使用する20インチ451規格ホイールはこれです!

Q2クアーサー ミニベロ用20インチ 451規格ホイール。黒い扁平スポークがカッコいい!。
ハブは、フロント100mm/リア130mm、シマノ10速フリー。
Q2クアーサーのホイールは、「KHS」というメーカーのミニベロに採用されていたりします。

CYLVA F8Fに451規格ホイールを仮組み

筆者のCYLVA F8Fは11速化しているのですが、このQ2 451規格ホイールはリアハブがシマノ10速のものです。
スプロケが合わないのでは?と思う人も居ると思いますが、目的はあくまで451規格ホイールがフレームに干渉しないで装着できるかの検証で、このホイールで走行しないので、いいんです(笑)
スプロケやタイヤ、チューブは付けずに、Q2ホイールをCYLVA F8Fのフレームに取り付けてみます。

タイヤ抜きの状態でのクリアランス(空き)を計測。その結果は?

CYLVA F8Fに「20インチ 451規格」ホイールを取り付けました。
ミニベロ CYLVA F8Fの「フレーム」と「451規格ホイールの外周(タイヤは除く)」の間がどれくらい空いているか、メジャーで計測します。

CYLVA F8F フロントフォークと451規格ホイールのクリアランス

まずはフロントフォークと451規格ホイールのクリアランス(空き)を計測。

「 約3.3cm前後 」です。フロントフォークは左右の余白も結構あるので余裕がありますね。

CYLVA F8F リアブレーキ付近のフレームと451規格ホイールのクリアランス

次に451規格リアホイールとフレームのクリアランス(空き)の計測をしてみます。

横から見るとこんな感じ。

クリアランスは約2.5cm。ここは結構狭いか... 。

CYLVA F8F チェーンステー付近と451規格ホイールのクリアランス

20インチ 451規格リアホイールとチェーンステー付近のクリアランスを計測。

こちらも横から見てみます。さっきよりは空いているかな?

計測します。チェーンステー付近は、約3cmの空きがあります!

20インチ 451規格ホイールの計測結果

ミニベロCYLVA F8Fに、実際に「20インチ 451規格ホイール」を装着してクリアランスを計測ましたが、一旦整理します。
フロントフォーク周辺は、だいぶ余裕がありましたが問題は「リアホイール側」で、リアブレーキ付近のクリアランスが狭い。
この狭さをクリアできる高さのタイヤがあれば「 CYLVA F8Fに451規格のホイールを装着する事が可能 」という事になります。
タイヤ無しの状態でのクリアランスは、狭い所で「 約2.5cm 」なので、「 タイヤ高が、2cm前後 」であれば、この問題をクリアできます!

CYLVA F8F(F6F)フレーム「2.5cm」のクリアランスに収まるミニベロ用 451規格タイヤが見つかりました!

実際タイヤの幅はカタログに掲載されていますが「タイヤの高さ」は載ってない事が多かったので探すのが大変。
カタログ見るのを諦めて、ミニベロ用タイヤを販売しているパナレーサー(Panaracer)さんのサポートに問い合わせして、タイヤ高を教えてもらいました。
(パナレーサーさん、有益な情報ありがとうございました!)
タイヤ高を確認した結果(タイヤの高さは空気圧やホイールの種類により若干変化するかも知れ混ませんが)パナレーサーの場合「 23Cのタイヤ 」なら、CYLVA F8Fのリアに使えそうです。

という事で、23Cのタイヤも買いました(笑)
購入したタイヤは、もちろん「 パナレーサー ミニッツライト 20インチ 451規格 23c 」です。

パナレーサー(Panaracer)ミニッツライト 20インチ451規格 23C(20×7/8 / F2087BAX-MNL4)を、Q2クアーサーのリアホイールに履かせて装着してみます。

20インチ 406規格ホイールと451規格ホイールのサイズ比較

左に置いてあるのが現在使用しているデュラエースハブの406規格ホイールで、CYLVA F8Fに装着しているのが51規格ホイール。こうやって並べて比較してみると結構大きさが違いますね。直径で約5cm程度違いがあるようです。

20インチ 451規格のタイヤを装着しての検証結果と結論

パナレーサー ミニッツライト 20インチ451規格 23Cのタイヤを履かせた状態で CYLVA F8Fフレームとのクリアランスを確認。

451規格 23Cのタイヤはクリアランス(空き)に余裕がありますね!
タイヤはもうひとまわり大きくても良さそうだけど、これだけ余裕があればフレームに干渉する事は無いでしょう。
28cのタイヤは検証していないけど、ギリギリ、もしくは入らない可能性が高そう。

(タイヤサイズ早見表 |SCHWALBE(シュワルベ )|PR International より引用)
URL:http://www.g-style.ne.jp/item.php?brand_id=16&item_category_id=111

ミニベロ乗りで評価の高いタイヤ「 SCHWALBE ONE(シュワルベ ワン) 」は、451規格のタイヤサイズを確認すると、昔は23Cもあったようですが2021年現在「 451x28C 」のタイヤしか無いようです。(上の「タイヤサイズ早見表」赤ベタ部分)

結論「 CYLVA F8F(F6F)は、20インチ 451規格のホイールと「 23C 」のタイヤの組み合わせであればインチアップ可能 」という結論に至りました。
「 CYLVA F6F 」の場合も、おそらくフレーム形状はCYLVA F8Fに近いものなので、同じ方法で451規格ホイールが使えると思います。参考になさってください。

書いた人:やまライダー

やまライダーは、ロードバイクやミニベロでヒルクライムを楽しんでいる、速くないけど坂を登るのが好きな「 坂バカ系ミニベロヒルクライマー(チャリダー) 」です。
仙台市でシステム寄りのWebディレクター兼ブロガーとして働きながら嫁と一緒に子育て奮闘中!
タスク管理ツール「Todoist」でガントチャートが作成ができる補助ツール「Todoist ガントチャートコンバータ」作者。
鳥が好きでキンカチョウ(錦花鳥)を飼っています。

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