小鳥に欠かせない日光浴について

日光浴は小鳥にとって食事と同じくらい必要なことなのです。

大抵の小鳥は室内で過ごしていると思います。そのため、十分に日光浴を行えていない場合が多いです。
しかし、雪国の冬やご家庭の環境などで日光浴が難しい場合もあるでしょう。
この記事では、小鳥の日光浴の必要性と日光浴の代替案についてご紹介します。

  1. 小鳥に日光浴が必要な理由
  2. 日光浴の時間
  3. 日光浴のポイント
  4. 日光浴が難しい場合
  5. 小鳥の日光浴についてまとめ

小鳥に日光浴が必要な理由

小鳥は、太陽光に含まれる紫外線を浴びることで体内でビタミンD3を生成します。生成されたビタミンD3は腸管、骨、腎臓に作用してカルシウムやリンの吸収を助け、丈夫な骨を作ります

ビタミンD3が不足すると欠乏症となり、幼鳥は成鳥不良、成鳥では骨軟化症や骨折などの問題が起こりやすくなります。また、メスは卵詰まりを起こしやすくなります。

小鳥の健康にとって大事な要素であるビタミンD3ですが、通常の餌や野菜・果物類からは摂取できないと言われます。

このように、ビタミンD3の生成のための日光浴は小鳥の健康のために欠かせないものなのです。

日光浴の時間

小鳥ならば1日に10分〜30分程度の日光浴がおすすめです。
身体の大きさに比例して日光浴に最適な時間が伸びていく傾向があります。

  • 小型の鳥:1日10分〜30分程度
  • 中型の鳥:1日30分~1時間程度
  • 大型の鳥:2時間~4時間程度

※あくまで目安です。気温や日差しの強さ、個体の体調に応じて加減してください。

日光浴のポイント

日光浴は、ゲージやキャリーに小鳥を入れたまま直射日光を浴びせます。

日光浴の環境として以下3つがポイントです。

  1. 窓を開ける
  2. 日陰を作る
  3. くもり空でも問題なし

窓を開ける

最近の窓ガラスはビタミンD3を生成する紫外線を透過しません。なるべく窓を開けて日光浴させましょう。
ただし、小鳥の逃亡防止や猫やカラスなどの外敵防止のため、網戸は締めておくのがベストです。
戸建てにお住まいでゲージごと外に出す場合は、日光浴をする小鳥のそばでしっかり見守りましょう

日陰を作る

日光浴では直射日光に当たることが大切ですが、日陰もなくずっとジリジリ日光を浴び続けると小鳥が弱ってしまいます
小鳥が暑いと感じた時の避難場所として必ず日陰を作りましょう

くもり空でも問題なし

空がくもっていて陽の光が届かないとしても、紫外線は出ています
紫外線によるビタミンD3生成が目的ですので、くもり空でも日光浴をさせてあげましょう

日光浴が難しい場合

我が家のキンカチョウ(錦華鳥)たちは、仙台に住んでいます。東北の冬に彼らを外に出すわけにはいきません。また、我が家は共働きフルタイムですので、日光浴ベストの時間帯に家にいません

このように、諸事情により日光浴が難しい場合は、鳥用の紫外線ライト総合栄養補助剤(ビタミンD3含有)を与えてあげましょう。

鳥用の紫外線ライト

太陽光の代わりにライトで紫外線を浴びてもらいます。

ネクトン

ビタミンD3を体内で生成させるのではなく、経口摂取してもらいます。

小鳥の日光浴についてまとめ

  • 日光浴は絶対必要(代替え案あり)
  • 小鳥の場合、日光浴の時間は1日10分〜30分程度
  • 窓ガラス越しでは効果がないので網戸越しで
  • 小鳥の避難場所として必ず日陰を作る
  • くもり空でも効果あり

小鳥の日光浴は、小鳥の健康のために欠かせないものです。天気や気温、飼っている小鳥の体調や様子を見て、なるべく日光浴を行ってください。

しかし、諸事情で日光浴ができない場合もあるでしょう。
その場合は、必ず代替案でビタミンD3生成・摂取を手助けしましょう。

書いた人:やまライダー(嫁)

Web屋さんで8時間フルタイム勤務をしている、いわゆるワーキングマザー。
夫婦共働きで、ムスメ氏を育てています。
主に資産運用にかかわるお金の話、ムスメ氏を育てていく上での子育ての話、そしてたまにお仕事関連の記事を書いていく予定。
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